Shadowsocksは「プロキシ(代理)」サービスの一種であるため,サービス提供者が盗み見できる可能性があります。
かべネコVPNは,日本国総務省の届出事業者として,電気通信事業法及び個人情報保護法に基づく運用をしています。ですのでユーザーの通信内容を傍受する技術を用いていません。通信ログの提出も司法当局からの合法的な要請があった場合のみです。
しかしながら,この気になる警告の問題について解説いたします。
警告表示の例
設定画面の下部に控え目ですが「ネットワークが監視されている可能性があります」と表示されます。
警告の理由
Shadowsocksのようなプロシキサービスでは,サービス提供者が通信を傍受できる立場にいます。しかしAndroid端末は善意の業者か,悪意の業者であるかを判断できませんので,一律に警告を発します。
なお,無料のプロキシまたVPNサービスはこの為非常に危険です。
カリフォルニア,バークレー大学が調査した300の無料VPNの調査では下記の恐ろしい実体が判明しました。
無料VPN 300の内
- 84%がユーザーの通信内容を漏洩。
- 38%にマルウェアがあった。
- 18%は暗号化無しであった。
提案
プロキシではアプリを用いるため,マルウエアに感染するリスクは高いです。また他にも通信傍受の可能性があるために警告を出している可能性もあります。そこで,個人情報などをやり取りするサイトでは,VPNを用いるようお勧めします。
なお,Androidには様々なセキュリティ上のリスクが報告されています。Androidでは個人情報などセンシティブ情報を扱わないよう助言している専門家もいます。
特にAndroid端末が危険な理由(JCOMのサイト)