設定方法 MAC : Trojan-GFW

Trojan-GFWについて

Trojan-GFW は,shadowsocksに代わる方式として期待されている壁越えの方式です。Trojan-GFWは厳密にはVPN(仮想専用線)ではなく,Proxy(プロキシ:代理接続)の技術です。ブラウザによるネット閲覧には通常のVPNのように利用可能です。

使える用途
  • ブラウザによるネット閲覧
  • Youtube,FaceBook アプリ等のブラウザでも提供しているネットサービスアプリ

 

使えない用途
  • ゲーム
  • サーバーのリモートコントロール(エンジニアが扱うSSH,SFTP等)
  • その他,特殊な通信方式を採用するアプリ

※ 必ず確認をお願いします。

(1)アップルの最新チップ M1 搭載のMACでは,アプリは動作しません。この場合 OpenConnect方式ま たは IKEv2方式をご利用願います。
アップルの最新チップ(M2)でも動作することを確認できました。動作可能になったのはOSのアップデートによるものか他の原因であるのかは不明です。(2022-08-27)

(2)他のVPNソフト(shadowsocks等)が立ち上がっていますと,Trojan-GFWと競合するため,動作不能になります。必ずshadowsocks等,他のVPN系ソフトを終了後に,PCを再起動して下さい。また,再起動後にVPN系ソフトが起動的に起動している可能性がありますので,ご注意下さい。

(3)ブラウザとしてFireFoxでは利用できませんSafari,Chrome,Edge,  Vivaldi, Brave 等をお使い下さい。


 

設定方法

1 アプリのダンロードとインストール

下記からダウンロードしてください。

⇒ MAC:Trojan-GFW アプリ ダウンロード

 


ご留意事項:Apple CPU のマシンについて

MACのApple CPU(M1,M2チップ等)搭載マシンの場合,インストール途中に下記の画面がでる場合があります。この場合,[インストール]を選択してください。なお,すでにインストール済みの場合,この画面はでません。Rossetta の詳細についてはApple社のこちらのページをご参照ください。


 

 (1) ダウンロードしたファイルを指定して,Controlキーを押しながらクリックします。

(2) [開く] メニューをクリックします。

Finderに木馬アイコンが表れます。これをControlキーを押しながらクリックします。

セキュリティの確認画面が表れますので,[ 開く ]をクリックします。

上図のように「アプリケーションフォルダーに移しますか?」と尋ねてきます。[ Move to Applications Folder](アプリケーションフォルダに移動する)をクリックします。

「アップデートを自動的に確認しますか?」と尋ねてきます。[Check Automatically](自動的にチェックする) をクリックします。最終的にバージョンアップするか否かを確認できます。

メニューバーに木馬アイコンが表れます。

 

2 サーバーを登録

下記の方法で,ユーザーページにあるQRコードで,Trojan-GFWのサーバーを登録します。

ユーザーページ にログインして下さい,

 

ユーザーページ内,Trojan-GFW 接続情報 にあるQRコード画像,または 青文字リンクをクリックします。

 

 

サーバー一覧が表れます。いずれかの [QRコードを表示する] をクリックします。

 

Ctrlを押しながらタップします。

[名前を付けて画像を保存]をタップして,適当な場所に画像を保存します。

 

Trojan-GFWアプリ(Trojan-QT5)のメイン画面を表示するために,メニューバーの木馬マークをタップします。

[Restore](戻す) をクリックすると,下記のメイン画面が表れます。

 

[Connection](接続) → [Add](追加)→ [From QR Code image File](QRコードの画像ファイルから)をタップします。

 

セキュリティの許可を求めてきますので,[OK]をタップします,

その後,先に保存したQRコードを選択して読み込みます。

補足:設定方法として,メニューには[Scan QR code on Screen](画面のQRコードを読み取る),また,[Scan QR code Using Capturer] (キャプチャをつかってQRコードを読み取る) のメニューがあります。しかし,現時点では正常に機能しないようです。

 

 

3 サーバーとの疎通テスト

(1) メイン画面で,先程設定したサーバーの行をクリックして選択状態(水色背景)にします。

(2) [Test Latency](応答時間)をクリックします。

(3)「Latency」欄に数値が表れれば,サーバーとの通信はできています

4 接続開始方法

メイン画面の [Connect](接続)をクリックして使用開始です。

「Status」(ステータス)欄が「Connected」(接続中)に変わります。Connectボタンが影になります。

5 使用モードの確認

 

 

上部メニューバーにある木馬,Trojan-Qt5のアイコンをクリックします。

[Mode] → [Global]を選択します。

メニューの説明

「Disable system proxy」 Trojan-GFWを使いません。「Connect」になっていても使いません。

「Global」常にTrojan-GFWを使います。

「PAC」中国外のサイト閲覧時のみにTrojan-GFWを使います。中国内のサイト閲覧時にはTrojan-GFWを使いません。

今は,動作テストのため「Global」を選択してください。

6 接続元のIPアドレスの確認

下記リンクをクリックしてください。

IP確認サイト(中国)
https://ip138.com

上図のようにTrojan-GFWのサーバーアドレスが表示されて「日本」とあれば正常に動作しています。

IPの数字は,かべネコのTrojan-GFWサーバーのIPアドレスが表示されます。

なお,Trojan-GFWサーバーのIPアドレスをユーザーページ内の「サーバー一覧」に記載しています。

この状態で,Youtube,FaceBook等にアクセスできます。

7 動作モードをPACに変更

中国国外のサイトのみにTrojan-GFWを使うようにモードを変更します。

メニューバーの Trojan-Qt5アプリを右クリックします。

[Mode] → [PAC] を選択します。

※ PAC(Proxy Automatic Control 代理接続自動制御):中国国外のサイト閲覧のみTrojan-GFWを使います。

9 PACモードのテスト

下記(中国サイト)に接続すると,現在位置が中国の場合,「中国」と判定されます。

https://ip138.com

そして,規制サイトのYouTubeに接続できるなら,PACモードが正常に動作しています。

https://www.youtube.com

 

補足:中国以外の国からTrojan-GFWを使う場合,[Global]モードでお使いください。

 

10 切断方法

方法1

メイン画面の [ Disconnect ](切断) をクリックします。

方法2

別の方法としては,メニューバーの Trojan-Qt5アイコン から,[Turn Off Trojan](トロージャンをオフにする) を選択します。

11 突然,動作しなくなった場合

当社でMACアプリでテスト中に,Trojan-Qt5アプリで接続中になっているにも関わらず,ブラウザでネット閲覧が全く不能になったときが数回ありました。

この場合,Trojan-Qt5アプリで [Desconnect](切断)にしてから,MACを再起動してください。現在のところ再起動以外で修復する方法はみつかっていません。

おそらくアプリのバグと思われます。