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ビジネスプラン 高可用性(接続性)の確保手段
規制がかかったとしても,最高度の接続性を持たせる取り組みについてご説明します。
1 規制に強い2つの方式をご準備
現在,最も規制に強い2方式を採用しています。
方式1 OpenConnect方式
グローバル企業が多く採用しているCisco社AnyConect互換の方式です。多くの中国進出企業が採用しているため,当局からの制限は比較的緩やかです。
さらにかべネコVPNでは,ネット閲覧で利用する「433ポート(特権ポート)」をVPN接続に使用しますので,VPN通信をしている事自体,検知されにくくなっています。
方式2 Shadowsocks方式
Shadowsocks(シャドウソックス)は,厳密にはVPNではなく「プロキシ(代理)」と呼ばれる技術です。ブラウザでネットサーフィンをする限り,ほとんどVPNと変わらずに利用できます。
ShadowsocksがVPNと異なるのは「通常は切断されている」点です。
つまり,VPNは常時回線が接続されるのでVPN通信を行っていることが検知されやすいのに対して,Shadowsocksは,通常は切れていて必要な時だけ,瞬間的に接続して,用が終われば瞬間的に接続が切れるため発見が困難です。
Shadowsocksの短所としては「普通のネット閲覧」にしか使えない点です。YouTubeはOKです。しかしLINE,ネットゲームには不向きです。
しかし,ビジネスマーケティングでよく用いるFaceBook,Twitter,GMAIL等はShadowsocksで十分です。しかも,VPNよりも高速ですので,快適に閲覧できます。
そこで,かべネコの提案としましては,ネット閲覧にはShadowsocksを用いて,VPNでなければならない用途にはOpenConnectの利用をお勧めです。
かべネコVPNビジネスプランでは,これら2方式を別々のサーバーで提供します。しかも1法人独占の固定IPサーバーです。
2 ホットスタンバイの予備サーバーを準備
ビジネス用途ではノンストップのサービスが求められます。しかし当局による規制,サーバーダウン,日本のデータセンターの被災など,数々のリスクがあり得ます。
かべネコBIZでは,バックアップサーバー2台(Shadowsocks用とOpenConnect用)を別々のデータセンターに設置します。つまり1法人あたり合計4台(4固定IP)の通信サーバーが割当てられることになります。
本番環境が使えなくなったとき,即座に予備サーバーをご利用頂けます。
3 かべネコVPNの一般ユーザー用,全サーバーも利用可能
法人ユーザーには,かべネコVPNの一般用サーバーも無制限にご利用いただけます。
一般向けのかべネコVPNでも,邦人ユーザーの個人利用には大変満足頂いています。
なお,一般ユーザーは規制に強いOpenConnectは利用できません。また一般ユーザーのShadowsocksでは特権ポート(443)は利用できません。そのため,特権ポート以外を閉じている一部Wifi環境(例:クアラルンプール空港Wifi)では,Shadowsocksを利用できません。この場合,かべネコBIZのShadowsocksに切り替えれば利用可能です。
このように,法人ユーザーは4台の独占サーバーに加え,多数の共用サーバーをご利用頂けることになります。